いやぁ〜、今日は本当に暖かかったですね〜♪
月曜日に桜の開花宣言の最新版が出ましたが23日に早まりましたね!
「今年の桜は『平年並みか早く』咲く所が多いでしょう…。」との事ですが
果たして、どうなるのでしょうか…。

いよいよ今年の桜コレクション制作も佳境を迎えております…。
最後の新柄紹介は、既に着物リメイク「あ・うん」アトリエの方でお披露目済みですが
美しい色合いのお宝生地合体でテンションアップです!



店主が毎年着ている緑地の桜「乙桐1号-A」の色にも近いですが、
今回の生地はもっと落ち着いた抹茶色を深くした様な美しい縮緬の鶯色でしょうか…。
ラベンダーから紫チャコールグレーの絶妙なグラデーションも可愛いだけの表現には
収まりません。



兎は、古くから月の使者として愛されて来ましたよね。
月は妊娠・出産と関連があるとされ、使者である兎も「懐妊」「安産」「子授け」
「子孫繁栄」のお守りとされてきました。

ピョンピョンと跳ねるところから「飛躍」を象徴し、
温和な性質から「平和」「温順」「家内安全」のお守りにもされています。

また、耳が長く聴力が優れていることから「情報が早い」=「商売が上手くいく」
=「商売繁昌」にもご利益があるとされているんです。

中国では、兎は月で不老不死の霊薬を作っているとされ「延命長寿」のお守りにも
なっていて、その様子が日本にも伝わり、月で餅をつく兎の姿に変化したそうです。



波兎とは飛躍や繁栄の象徴である兎が波に乗ってさらに飛躍する開運飛躍の意匠です。
兎は「月精」とも呼ばれ、大変月と関わり合いの深い動物です。
「月」は「ツキ(運)」に通じる事から縁起が良いとされ、
多産である事から安産祈願の動物ともされています。
月の影が兎が餅をつく姿に見えることから五穀豊穣も示唆され
「餅をつく」が「望月」とされ、満月を望月と呼ぶようにもなりました。

また波兎とは飛躍や繁栄の象徴である兎が、波に乗ってさらに飛躍するという
開運飛躍の意匠です。「免れる」という字も兎から生まれ、
悪運や厄から免れる力があるとされています。
知らなかったなぁ〜!

波は火防・火除けの守り、月の精である兎は子孫繁栄・豊穣をもたらす
めでたい瑞獣とされています。



刺繍も施されて更に表情豊かな兎さん!
縁起の良い文様という事でこれは、身に付けて守ってもらいたいですよね。

そして、リバーシブルの片面も鶯色の地色とリンクした緑の桜が印象的な
アンティーク着物を合体です!



実は桜だけでなく四季の花も満載なんですよ!
牡丹に梅に菖蒲に菊と四季のお花が流水模様と共に華麗に描かれております♪



地模様も吉祥文様の卍つなぎ紋でございます。

あ〜、どうか素敵に仕上がって来ます様に〜!
毎日祈る様な気持ちで完成を待ち望んでいる店主です。



関連タグ:波兎桜文様 兎文様 波文様 桜文様 四季の花文様 


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