<ジュエリーブランド「VHERNIER」お披露目の部>その.1
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今日は久しぶりの平日休み。風邪もひいていないし、
急を要する家事も事務作業もない。
志尾美さんからのお誘いを渡りに船と出かけることにした。

護国寺の「月光殿」でジュエリーブランドVHERNIERのお披露目があるとのこと。
護国寺に入り、急な階段を上ると本殿がある。
八重桜の下で黒乙女にミュールの志尾美さんが艶然と迎えてくれた。
黒い衣装でシックに決めたスタッフがあまたいる中で
我らが志尾美ちゃんは今日も決まってたぜ!

散り始めた桜の花びらをめでながら会場に入る。
すでに何人か招待客がいる。着物姿のご婦人も目立つ。

狭い石畳で、私に「お先にどうぞ」と言ってくれたのは生ノリピー!
上品な若奥様である。美しい!
またふと別の方向には久保京子さんまで。
これまたすっきりとした着物姿である。眼福なり。
はらはらと風情があって、なんとも趣のある空間に、
ファッション業界の最先端の人々。

一瞬ふつりあいのように聞こえるかもしれないが、
日本の茶室建築(というのでしょうか)の寛容度はあくまでも高く、
どんなファッションの人間でも、どこの国の人間でも受け入れて
美しいシーンを作り出してくれる。
すごいなあ、日本。

茶室が四棟あってその中で色石、ゴールド、ダイヤモンドと分けて
プレスからの説明を受ける。

順番待ちの間に大広間にはいり、桜色のシャンペンや、
桜の練りきりをいただいたりしながら
竹にディスプレイされたジュエリーを見る。

ローズゴールドにオパールを配した丸っこい指輪
(人間工学に基づいたデザインだそうだ)や
いもむしの形をしたブローチ、黒檀のチョーカーなど欲しいもの満載。
私たちは図々しくもあれこれと指輪を試し、
「これがいいわね」「私はこれ」などと、夢の世界に。

その間にもお客さんが出入りして、華やかこの上なし。
明るい話声に顔をあげるとフランソワーズ・モレシャンさんである。
鮮やかな配色のアフリカっぽいショールを長身にまとっての登場だ。
お供?にこれまたハンサムなフランス人男性が!
これまた目の保養である。

混んでいて、なかなかおよびがかからなかったのだけど、
桜がはらはら散る中でぼーっと縁側にたたずんでいると、
東京にいるのがうそみたいに思えてきた。魂の小旅行だ。

順番が来て茶室へ。桜にちなんだ掛け軸、
室町時代の花器を拝見した後にジュエリーについて説明をしていただく。
人間工学に基づいたデザインで右手にすると指の並びと自然に調和して
美しいそうである。
みなさん、これが重要なポイントです。

ここでもなぜか志尾美さんがモデルになり、
指輪をあれこれつけてはポージングをして、みなさんに見てもらっていた。
最後の方では「あなた、これ付けてみて」とリクエストさえ受ける羽目に。
すごいぞ、志尾美ちゃん。

最後の最後にお茶室でおいしいお菓子(桜の羽二重のおまんじゅう。
できたてを時間差で運んでいるという話でしっとりとした上品なものだった)
とお薄の接待を受けた。

他にお客様がいなかったので、即席でお薄のいただきかた講座まで受けた。
大事なのは一期一会の感謝の心であるということがわかる。
今、思い出してもしみじみといい時間を過ごしたなあと感じる。

※詳しい着こなしは、GALLERYでアップさせて頂きました。
いつも取材協力頂きまして、誠にありがとうございます。


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